2008年03月29日
カシミールで作った絵

20代の名古屋にいた頃、北アルプスの五竜岳に行きました。
これは、自分の中でも最も思い出に残る山の一つなのですが、五竜岳に至る遠見尾根の西遠見付近にテントを張り、五竜岳のG2を登りました。そこを登ったことも大きな思い出なのですが、テント場付近から見た鹿島槍北壁は、自分にとって、最も美しい風景の一つでした。そのころ読んだ「山と渓谷」には、鹿島槍ヶ岳のことを「やさしさと厳しさを併せ持つ山」と評していましたが、まさにその通りの山だと思います。
山頂に達するだけなら、爺ヶ岳方面から行くとほとんど危険はありません。しかし、五竜岳方面の尾根からですと、キレットがあり、かなり厳しくなります。そして、北壁や天狗尾根、東尾根など、アルピニストを魅了してやまない尾根があります。
私は、結局、バリエーションルートからは行けずじまいでしたが、美しい北壁を見られたことが何よりでした。
上の絵は、カシミールで描画してみたものです。カシミールは、登山道の断面図を作ったり、とても便利なソフトです。解説本にCDがついていますので、興味をお持ちの方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか?