ナチュログ管理画面 自然の風景と動植物 自然の風景と動植物 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?

楽天トラベル株式会社
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

QRコード
QRCODE
プロフィール
アルプ
アルプ
山好きが高じて、山を仕事にしています。
障害者も健常者も、心に悩みを抱える人も、そして子どもたちも、みんなで山を楽しみたいと思い、NPO法人「山仲間アルプ」を2003年4月に設立し、1年中、山を楽しんでいます。
一緒に山を楽しんでいただける方は、メールで連絡をお願いします。
プロフィール画像ですが、実は私は金峰山に住みつく鷹匠でした。>ウソウソ(^^ゞ
オーナーへメッセージ

2011年04月08日

心のケア

 今読んでいる河合隼雄さんの「いじめと不登校」という本は、阪神淡路大震災のあとに、出版されたもので、大震災のあとに、心のケアを行った話が書いてあります。

 とは言っても、河合さんが行ったことではなくて、言った方の話を基に書いているのですが、心のケアを行おうと思って、避難所に行った人が、心配事がないかとか、震災の体験などを話してくださいと被災された方に言ったら、聞かれた方は腹が立って、怒ったそうです。当然のことなのですが、「怒られてしまった」といって、帰ってくるような人は、最初から行かない方が良いと書かれています。これは、講演の内容を本にしたものなので、結構、おもしろおかしく話しているようですが、確かにその通りなのですね。

 河合さんは、怒られてから心のケアが始まるとおっしゃっています。

 避難をしている方たちは、悲しい気持ちや怒りたい気持ち、絶望の気持ち、自分の気持ちを抑えなければと言う気持ち、他の人たちのことを思いやる気持ち、思いやらなければいけないと言う気持ちなどなど、さまざまな感情、時には相反する感情が、自分の中で渦巻いているはずです。

 そんなところに、のこのこ、被害に遭っていない人が行ったら、「何をしに来たー」と怒りたくなりますね。心のケアをしてあげたいと思うならば、その怒りの気持ちをそのまま受け止めなければならないのですね。怒られることはつらいです。でも、被災された方たちは、その何倍もつらいですよね。怒りをぶちまけることで、ほんの少しだけ、気持ちが軽くなるかもしれません。

心のケア 「自分はよいことをしたのに、なぜ怒られなければならないんだ」と思うようでは、心のケアなんて、とんでもないと言うことですね。


 ここに来て、急にすっかり春になってきました。写真は、昨日撮った見事なしだれ桜の写真です。




同じカテゴリー(書籍紹介)の記事画像
助けてと言えない(本)
いじめと不登校
本に載りました
剣岳関係の本・DVD
いじめを許す心理
24時間先生
同じカテゴリー(書籍紹介)の記事
 助けてと言えない(本) (2011-11-11 21:42)
 いじめと不登校 (2011-04-06 19:25)
 詩画集 (2011-02-19 19:11)
 求めない・その2 (2011-01-20 18:41)
 タイガーマスク (2011-01-13 18:32)
 本に載りました (2010-09-30 17:29)

この記事へのコメント
 心のケアは大変ですよね。今は直接の教育現場から離れてしまいましたが、最後のころは、「注意欠陥・多動性障害 AD/HD」や、情緒障害、不登校の児童に触れる機会が数多くありました。こちらも悩むし傷つくけど、その子達もそうなんですよね。今回の震災で心が傷ついた方々もそうでしょう。被災地にまだ残っている方々は勿論、例えば私の町に避難してきて、ここの中学校に転校した10名も、きっと大きな心の傷を負っているでしょう。そのケアを先生方にお願いしたいですね。
 ところで、本当にお久しぶりなので、ブログの相互リンクをお願いできませんでしょうか。
Posted by Frank-ken at 2011年04月14日 16:30
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
心のケア
    コメント(1)