2009年04月24日
子どもの可能性を潰さない
久しぶりの投稿になります。
19日の日曜日は、山仲間アルプの「第3回自然と親しむ子ども山登り教室」の最初の登山で、景信山に行ってきました。
すばらしい天気に恵まれて、多くの花も楽しむことができました。そして、事故もなく、全員無事に帰ってこられたことが、何よりもありがたいことでした。
今回は、4人の子どもたちが山登り教室本隊として行動し、昨年参加した小6の女の子と、3歳の女の子が、別動隊として参加しました。スタッフや会員の大人を含めて、総勢28人です。
3歳の女の子は、おんぶや抱っこをしてもらうこともなく、休憩を含めて5時間半の行程を全て歩ききりました。また、急なところにも興味を示し、岩混じりのところをぐいぐい登っている姿には、将来の登山家かクライマーを想像しました。
そして、中1の男の子たちは、とにかく元気でした。今回の山登り教室では、きっと物足りないだろうなと思い、いつかハイグレード子ども登山教室をやりたいなと思いました。子どもたちも、ぜひやって欲しいと言っていました。
ただ、今回、一番うれしかったのは、山から下って家に帰り、その日のうちに感想文を書いて送ってくれた子がいたことです。
その子の感想に、こう書いてありました。「みんな(他の子どものこと)より早く私は登れませんでした。けれど、楽しければそれで良いんだよと言ってもらえてすごくうれしかったです。なので、今回はとても楽しかったです。もっともっと山登りがすきになりました。」そして、「山はなんでも教えてくれます。ぜったいに、また行きたいです。」と。
大人は、いろんなことを比較して考えます。「あの子よりこの子の方が大人だ」とか、「あの子の方が明るい」とか。そういうものの見方を、当然のことですが、子どもも感じ取ります。「みんなは早く歩けるのに、自分は早く歩けない。自分はダメな人間なんじゃないだろうか?」とか、「他の人にどう思われているんだろうか?」とか、子どもながらに、心に不安が満ちてきます。
でもね、人と比較する必要なんてないんです。体力のある子は、体力を生かすことが楽しいし、感性の豊かな子は、自然や人からいろんなことを感じ取るんです。だから、成長なんて考えなくて良いんです。成長しようなんて思わなくても、必ず成長しているんだから。
大人は、楽しいだけでは、子どもが成長しないと考えがちですが、これには、大きな間違いが潜んでいます。子どもも大人も、関係なく、楽しければ、わくわくするし、自然に積極性が出てきます。大人が思う「こうあるべきだ」という型にはめるのではなく、子どもたちの潜在的に持っている力(可能性)を、信じることが大切なんですね。そうすれば、子どもたちは大人をどんどん越えて、大きく成長する可能性が広がるんです。大人の言うとおりに生きたら、その大人を越えることができないのです。大人は、喜んで、子どもの踏み台になりましょう!
甘えっ子の子どももいますが、幼児期の最も甘えたいときに、いろんな事情で甘えることができないと、大きくなっても甘えるようになります。甘える子どもに、「甘えてばかりいないで、もっと大人になりなさい」と言っても、子どもはその時は取り繕って大人の言うとおりにしますが、甘えたい気持ちを抑えることはできません。甘えたいときに、甘えられるということが、どれだけ子どもにとって大切なことかは、計り知れないように思います。
子どもたちをしっかりと見守るために、大人はもっともっと勉強したいですね。これからも、いろんな角度からものごとを見たり考えたりしてみたいなと思います。成長するためというよりも、それが楽しいから。いろんな発見があると、それが楽しいから。人が喜んでくれると、それが楽しいから。あるがままに人を受け入れ、自分も受け入れることができるようになると、それが楽しいんですよ!
写真は、ニオイタチツボスミレです。
19日の日曜日は、山仲間アルプの「第3回自然と親しむ子ども山登り教室」の最初の登山で、景信山に行ってきました。
すばらしい天気に恵まれて、多くの花も楽しむことができました。そして、事故もなく、全員無事に帰ってこられたことが、何よりもありがたいことでした。
今回は、4人の子どもたちが山登り教室本隊として行動し、昨年参加した小6の女の子と、3歳の女の子が、別動隊として参加しました。スタッフや会員の大人を含めて、総勢28人です。
3歳の女の子は、おんぶや抱っこをしてもらうこともなく、休憩を含めて5時間半の行程を全て歩ききりました。また、急なところにも興味を示し、岩混じりのところをぐいぐい登っている姿には、将来の登山家かクライマーを想像しました。
そして、中1の男の子たちは、とにかく元気でした。今回の山登り教室では、きっと物足りないだろうなと思い、いつかハイグレード子ども登山教室をやりたいなと思いました。子どもたちも、ぜひやって欲しいと言っていました。
ただ、今回、一番うれしかったのは、山から下って家に帰り、その日のうちに感想文を書いて送ってくれた子がいたことです。
その子の感想に、こう書いてありました。「みんな(他の子どものこと)より早く私は登れませんでした。けれど、楽しければそれで良いんだよと言ってもらえてすごくうれしかったです。なので、今回はとても楽しかったです。もっともっと山登りがすきになりました。」そして、「山はなんでも教えてくれます。ぜったいに、また行きたいです。」と。
大人は、いろんなことを比較して考えます。「あの子よりこの子の方が大人だ」とか、「あの子の方が明るい」とか。そういうものの見方を、当然のことですが、子どもも感じ取ります。「みんなは早く歩けるのに、自分は早く歩けない。自分はダメな人間なんじゃないだろうか?」とか、「他の人にどう思われているんだろうか?」とか、子どもながらに、心に不安が満ちてきます。
でもね、人と比較する必要なんてないんです。体力のある子は、体力を生かすことが楽しいし、感性の豊かな子は、自然や人からいろんなことを感じ取るんです。だから、成長なんて考えなくて良いんです。成長しようなんて思わなくても、必ず成長しているんだから。
大人は、楽しいだけでは、子どもが成長しないと考えがちですが、これには、大きな間違いが潜んでいます。子どもも大人も、関係なく、楽しければ、わくわくするし、自然に積極性が出てきます。大人が思う「こうあるべきだ」という型にはめるのではなく、子どもたちの潜在的に持っている力(可能性)を、信じることが大切なんですね。そうすれば、子どもたちは大人をどんどん越えて、大きく成長する可能性が広がるんです。大人の言うとおりに生きたら、その大人を越えることができないのです。大人は、喜んで、子どもの踏み台になりましょう!
甘えっ子の子どももいますが、幼児期の最も甘えたいときに、いろんな事情で甘えることができないと、大きくなっても甘えるようになります。甘える子どもに、「甘えてばかりいないで、もっと大人になりなさい」と言っても、子どもはその時は取り繕って大人の言うとおりにしますが、甘えたい気持ちを抑えることはできません。甘えたいときに、甘えられるということが、どれだけ子どもにとって大切なことかは、計り知れないように思います。
子どもたちをしっかりと見守るために、大人はもっともっと勉強したいですね。これからも、いろんな角度からものごとを見たり考えたりしてみたいなと思います。成長するためというよりも、それが楽しいから。いろんな発見があると、それが楽しいから。人が喜んでくれると、それが楽しいから。あるがままに人を受け入れ、自分も受け入れることができるようになると、それが楽しいんですよ!
写真は、ニオイタチツボスミレです。
Posted by アルプ at 19:38│Comments(1)
│子ども
この記事へのコメント
仕事中心の生活ではいつも成果を出さなくてはと考えがちですがとかく子供を見守るにあたってはそういう考えは不要ですね!
「成長しようなんて思わなくても、必ず成長しているんだから。」
まさにそうですね。
どーんと自然体でいればいいのでしょうね。
子供登山教室で大人も学ばせて頂いております。
これからも楽しみにしてますのでよろしくお願いします。
「成長しようなんて思わなくても、必ず成長しているんだから。」
まさにそうですね。
どーんと自然体でいればいいのでしょうね。
子供登山教室で大人も学ばせて頂いております。
これからも楽しみにしてますのでよろしくお願いします。
Posted by takeuchi at 2009年04月25日 08:18
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