2008年01月16日
神戸“校門圧殺事件”
もう17年以上も前の話ですが、神戸市内の高校で、登校しようとしていた17歳の女性が、教師の押す門扉に挟まれて死亡する事件がありました。
このことは、今読み始めた「ホームレス襲撃事件 弱者いじめの連鎖を断つ」に書かれていて、思い出しました。
この本の著者は、ジャーナリストですが、校門圧殺事件の受け止め方が、私は素晴らしいと感じました。
この事件は、門を閉める時間どおりに教師が閉め、飛び込んできた女性が挟まれて死亡した事件なのですが、試験時間に間に合わないと大変なことになる他の子どもたちは、血を流して倒れている女性の上を飛び越えて教室に向かったそうです。また、校長先生は、事件の後、生徒たちに謝るのではなく、もっと早く学校に来ていたら、こんなことにならなかったと言っていたそうです。そして、子どもたちは、誰一人、先生に向かって怒りを表さなかったそうです。逆らえば、低い評価をもらってしまうからでしょうか?
ですが、このジャーナリストは、「校門の扉を押させ、女性を死に至らしめたのは誰か」と問いかけます。そして、それは私自身(ジャーナリスト自身)であり、私たちだったと書いています。
時間は絶対厳守だ、テストでよい成績を取らなければならない、何事も効率よく行わなければならないというような価値観を優先している社会が、この事件を起こした真犯人なのだと思います。だとすれば、この社会を作っている一人である私にも責任があります。そのことを見つめ、人ごとではなく、自分自身を反省する気持ちが大切だということですね。
このことは、今読み始めた「ホームレス襲撃事件 弱者いじめの連鎖を断つ」に書かれていて、思い出しました。
この本の著者は、ジャーナリストですが、校門圧殺事件の受け止め方が、私は素晴らしいと感じました。
この事件は、門を閉める時間どおりに教師が閉め、飛び込んできた女性が挟まれて死亡した事件なのですが、試験時間に間に合わないと大変なことになる他の子どもたちは、血を流して倒れている女性の上を飛び越えて教室に向かったそうです。また、校長先生は、事件の後、生徒たちに謝るのではなく、もっと早く学校に来ていたら、こんなことにならなかったと言っていたそうです。そして、子どもたちは、誰一人、先生に向かって怒りを表さなかったそうです。逆らえば、低い評価をもらってしまうからでしょうか?
ですが、このジャーナリストは、「校門の扉を押させ、女性を死に至らしめたのは誰か」と問いかけます。そして、それは私自身(ジャーナリスト自身)であり、私たちだったと書いています。
時間は絶対厳守だ、テストでよい成績を取らなければならない、何事も効率よく行わなければならないというような価値観を優先している社会が、この事件を起こした真犯人なのだと思います。だとすれば、この社会を作っている一人である私にも責任があります。そのことを見つめ、人ごとではなく、自分自身を反省する気持ちが大切だということですね。
Posted by アルプ at 11:45│Comments(0)
│心の話し
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