2007年12月15日
アダルトチルドレン
下にアマゾンの広告を掲載しましたが、「アダルトチルドレン完全理解」という本を読んでみました。
「私はアダルトチルドレンだ」という方のブログも読ませていただきましたが、たいへん参考になりました。
アダルトチルドレンは、もともとアルコール依存症の親を持つ子どもから出発したようですが、親の影響を強く受けていて、とても生きづらい思いをしている人たちのことと解釈しました。誰もが成長する過程で、親の影響を強く受け、いくつになってもそこから完全に外れることはできないのですが、アダルトチルドレンの方は、その影響をずっと引きずってきた人たちのようです。
アルコール依存症の父親とそれを止めさせようと喧嘩を繰り返す母親、相手が嫌いなら離れればよいのに、「この人は私がいないと・・・」と離れない。そのような関係には、「共依存」が存在する。そして、両親の喧嘩を常に見て育った子どもは、「両親の喧嘩は自分に原因があるのではないか」と自分の責任を強く感じたり、喧嘩を止める調整役になったりするのですが、そのような機能不全家庭に育った子どもは、良い人間関係に接していないため、人間関係を作ることができず、苦しむそうです。(この両親は子どものことを考えていないのですね)
そして、結婚するなら喧嘩のない良い家庭を築きたいと思うのですが、結婚相手もまたアルコール依存症になったりする確率が高いのだそうです。これは、「良い家庭を築きたい」と言う思いが強く、結婚した相手にもそれを求めてしまいます。相手は、その要求が強すぎて、それに応えられない落ちこぼれた自分を感じます。そして、その人もまたアルコール依存症になり、幸せな家庭を築けなくて不満が募る相手は、怒鳴り散らすことになるようです。
これはアルコール依存症だけでなく、虐待をする親や、過保護な親、過干渉な親、仕事熱心で良妻賢母の家庭に育ったなどにも、アダルトチルドレンになる可能性が高いそうです。
アダルトチルドレンから回復するには、自分にとっての「親」というものを整理する必要があるとのことでした。親を普通の人間として見つめ、長所と短所などのように、整理してタンスにしまい込んで、あとは自分の人生を歩むことが大切になるということでした。
おおざっぱなことしか掛けませんが、この本を読んで、今、親が自分の子どもを殺したり、子どもが自分の親を殺したり、いじめなども、もしかしたらアダルトチルドレンの概念で、かなり説明できるのではないかという感じを受けました。
何か悪いことをした子どもがいると、よく親の教育が悪いといわれますが、決してそれだけでは済まされないように思います。その親もまた、アダルトチルドレンかも知れないのです。
大切なことは、自分がアダルトチルドレンだとしっかりと認識することのように感じました。アダルトチルドレンと認識し、自助グループなどに加わって、親の呪縛を断ち切り、自然な形で、気持ちを楽に持って生きていくことで、将来が明るくなるように思いました。
問題なのは、アダルトチルドレンだと認識しないで、自分はなにも問題はないと思いこんでいる人なのかも知れないですね。
「私はアダルトチルドレンだ」という方のブログも読ませていただきましたが、たいへん参考になりました。
アダルトチルドレンは、もともとアルコール依存症の親を持つ子どもから出発したようですが、親の影響を強く受けていて、とても生きづらい思いをしている人たちのことと解釈しました。誰もが成長する過程で、親の影響を強く受け、いくつになってもそこから完全に外れることはできないのですが、アダルトチルドレンの方は、その影響をずっと引きずってきた人たちのようです。
アルコール依存症の父親とそれを止めさせようと喧嘩を繰り返す母親、相手が嫌いなら離れればよいのに、「この人は私がいないと・・・」と離れない。そのような関係には、「共依存」が存在する。そして、両親の喧嘩を常に見て育った子どもは、「両親の喧嘩は自分に原因があるのではないか」と自分の責任を強く感じたり、喧嘩を止める調整役になったりするのですが、そのような機能不全家庭に育った子どもは、良い人間関係に接していないため、人間関係を作ることができず、苦しむそうです。(この両親は子どものことを考えていないのですね)
そして、結婚するなら喧嘩のない良い家庭を築きたいと思うのですが、結婚相手もまたアルコール依存症になったりする確率が高いのだそうです。これは、「良い家庭を築きたい」と言う思いが強く、結婚した相手にもそれを求めてしまいます。相手は、その要求が強すぎて、それに応えられない落ちこぼれた自分を感じます。そして、その人もまたアルコール依存症になり、幸せな家庭を築けなくて不満が募る相手は、怒鳴り散らすことになるようです。
これはアルコール依存症だけでなく、虐待をする親や、過保護な親、過干渉な親、仕事熱心で良妻賢母の家庭に育ったなどにも、アダルトチルドレンになる可能性が高いそうです。
アダルトチルドレンから回復するには、自分にとっての「親」というものを整理する必要があるとのことでした。親を普通の人間として見つめ、長所と短所などのように、整理してタンスにしまい込んで、あとは自分の人生を歩むことが大切になるということでした。
おおざっぱなことしか掛けませんが、この本を読んで、今、親が自分の子どもを殺したり、子どもが自分の親を殺したり、いじめなども、もしかしたらアダルトチルドレンの概念で、かなり説明できるのではないかという感じを受けました。
何か悪いことをした子どもがいると、よく親の教育が悪いといわれますが、決してそれだけでは済まされないように思います。その親もまた、アダルトチルドレンかも知れないのです。
大切なことは、自分がアダルトチルドレンだとしっかりと認識することのように感じました。アダルトチルドレンと認識し、自助グループなどに加わって、親の呪縛を断ち切り、自然な形で、気持ちを楽に持って生きていくことで、将来が明るくなるように思いました。
問題なのは、アダルトチルドレンだと認識しないで、自分はなにも問題はないと思いこんでいる人なのかも知れないですね。
Posted by アルプ at 21:24│Comments(0)
│心の話し
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