2008年08月09日
セピア色の話し・インドヒマラヤ

お盆だからというわけでは全くないのですが、20代の頃のセピア色の思い出写真を紹介します。
上の写真は、25歳の時に行ったインドヒマラヤにある標高7,077mの高峰クン峰です。全く登れず、アプローチの氷河を間違って行ってしまいました。アプローチからして未踏ルートだったので、本来なら偵察山行で行けば良かったのでしょうが、高いお金を使って無駄なことはできませんから、山頂には全く届かずとも、有意義だった思い出です。
クン峰はなかなか姿を現してくれず、写真のようなしっかりとした山容を見たのは、ベースキャンプを撤収して、帰りのトラックでスリナガールに向かう途中でした。
隣にある、インドヒマラヤの最高峰ヌン峰は、女性的な雪山ですが、クン峰は雪さえ付けない岩山でした。

右の写真は、トラックに乗る前、牛たちが草をはむ、すばらしい草原で撮ってもらった一枚です。インドでは、髭を生やしている方がハンサムなのだそうで、日本に帰るまでの約2ヶ月間、髭を剃りませんでした。
また、普通は限界まで体重も減って帰るのが、ヒマラヤの登山を目指す人たちの当たり前の姿なのですが、私たちは全く山に近づけなかったので、逆に太って帰ることになりました。だから、顔もふっくらしています。
このあと、ニューデリーで、町で売っているアイスクリームを食べたため、日本に帰ってから2週間以上、赤痢で入院することになってしまったのです。
懐かしい20代の思い出の一こまです。
Posted by アルプ at 19:14│Comments(0)
│登山
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。