いじめを許す心理
先週の土日は、奥秩父の両神山に行ってきました。
両神山の山頂から八丁峠までの縦走です。この尾根は、一般登山道ですが、鎖場が連続するおもしろいルートです。写真は、鎖場の一部です。なかなか高度感のあるところでした。
さて、タイトルの本ですが、この本は、正高信男さんが1998年に書いたものです。
どのようなケースで子どもたちが傍観者になるのか、また、自分のお母さんやお父さんなら、どうすると思うかなどをアンケートで収集して、分析した内容をまとめたものです。
親の職業などから、父親がサラリーマンで、母親が専業主婦の場合に、最も傍観者になるケースが多かったという結果が出ました。
著者は、子どもへの過剰投資(お金や愛情)が、問題だと結論づけています。
確かに、おもちゃをたくさん買い与えるなど、お金の過剰投資は、私も見た経験がありますし、子どもに与える影響も無視できないものがあるように思います。ただ、愛情については、私は内容に問題があるように思っています。溺愛は、子どもたちのためにならず、また、自分の価値観に子どもを近づけようとすることも、決して真の愛情ではないと思います。
大切なことは、あるがままの子どもたちをしっかりと見守り、親自身が理想とする人間像に近づこうとし続けることではないのかなと思います。
どちらにしても、図書館などで借りて、一読をお勧めします。
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