石巻でボランティア

アルプ

2011年08月19日 20:22

 土日が自由に使える日は、年に1回か2回程度しかないので、この機会を利用して、石巻の避難所にボランティアとして行ってきました。

 ただ、すでに避難所に避難されている方は少なく、一番多いときで600人を越えたビッグバンも、今は30人を少し上回る程度です。

 しかし、今も避難所に暮らす方々は、いろんな事情を抱えていますし、みんな地震や津波の被害者です。そのことをしっかりと心に留めて、活動してきました。

 活動内容は、介護の仕事は全くなく、毎回送られてくる3度の食事を被災者の方にお渡しする仕事と、避難所の清掃などを行ってきました。

 そのような中でも、被災された方から話をお聞きする機会もあり、また石巻の自然にふれることもできました。わずか4日間で、成果の上がるような活動はできませんでしたが、私にとっては、いろんな新しい体験から学ぶことの多い4日間でした。

 この写真は、ビッグバンのあるところから、さらに北上川の下流方向を撮したものです。被災した状況は見られませんが、道路はまだでこぼこでブルーシートをかぶせたところが何カ所もありました。しかし、北上川周辺の自然は、すばらしいと感じました。



 これは、ビッグバンの近くにある仮設住宅です。仮設住宅に入ると、避難所と違って、食事代や電気代などもすべて自分持ちです。エアコンも設置されているのですが、電気代が払えず、扇風機にする家庭も多いそうです。



 ここが、私たちが活動したり、寝泊まりしたビッグバンです。立派な施設で、暑いときには、エアコンを使える快適な環境です。しかし、送られてくる食事は、いつもあまり、賞味期限が過ぎると捨てるような状況です。もったいないので、余り物もがんばって食べたのですが、それでも何度か捨てることになりました。食べ物を捨てるなんて、苦しくてなりませんでした。


 13日からメンバーに加わった同期生(?)4人です。介護職や看護職ばかりなので、やはり女性が多いですね。




 最終日の16日に、CLCの方から連れて行っていただいた石巻市の被災地の写真です。日和山公園から見た旧北上川の対岸の写真ですが、まだがれきの山が高く積まれていました。




 日和山公園から海岸方面を見た写真です。海岸線にはがれきが長く積まれていますし、家があったところは、まだ空き地だったり、がれきが残ったままだったりしています。



 津波の被害を受けた家屋です。まだ、このように放置されたままの家屋がたくさんあるようでしたが、持ち主はもうこの世にいないかもしれないのですね・・・。



 まだ倒れた電柱もそのままでした。地震から5ヶ月たってもこのような状況です。1日も早い復興を願ってやみません。


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